5年後10年後に悔やまない肌とは
美容上の「うなはだけ」という言葉をご存知でしょうか。これは美しい肌を保つのに大切な条件を頭文字で表したものです。「う」は潤い、「な」は滑らかさ、「は」はハリ、「だ」は弾力、「け」は血色のことです。この5つが揃っていれば、肌はいつまでもいきいきして、感触がやわらかく弾力があり、キメが整った健康な肌といえます。問題はこれが今だけでなく、5年後も10年後も20年後も保たれているかどうかです。ところがほとんどの人は、化粧品の宣伝をみて今すぐの美しさを求めようとし、10年20年後のことは考えていません。やがて肌トラブルが現れるようになって初めて考え出すのです。それでは後のまつりというものです。そうならないためには、ケミカル化粧品でのスキンケアをやめて、天然成分100%のオーガニック化粧品で行うことが大事です。
肌トラブルと化粧品
肌トラブルには、乾燥、しわ、しみ・ソバカス、毛穴、くすみ、ニキビや吹き出物などさまざまあります。その原因の多くは化粧品に含まれる合成成分であり、さらに加齢や紫外線の影響も加わります。どちらにしてもトラブルになってから慌てても思うような改善は進みません。むしろつぎつぎに生じる肌トラブルとの追いかけっこになってしまいます。そうなってしまうと、手間もお金もかかります。ところが戦前の女性たちには、ほとんど肌トラブルというものがなかったのです。戦後になって急速に増えたのは、誰でも容易にお化粧するようになったこと、石油化学の発達でケミカル化粧品が出現したことと関係しています。石油を原料とする合成成分は、500~600℃もの高圧高温の下でつくられます。なので人の体温では分解できません。微量ずつでも長い間に体内に蓄積していき、肌トラブルを起こすのです。
オーガニックの安全性
一方、昔の人たちはお化粧に植物を使ってきました。椿油やハーブなどは安全で薬効もありました。オーガニック系の化粧品が安全であることは誰でも知っています。先人たちが何世紀も使い続けた植物が安全であることがわかっているからです。ただ植物の栽培には、種まきから収穫まで時間と人手がかかります。ケミカルな影響を避けようとすれば、合成肥料も使えません。収穫後もエキスを抽出して商品にするまでの工程も大変です。それだけコストもかかります。これがオーガニック化粧品のネックです。つい手軽で便利なケミカル化粧品に手が伸びる理由の一つです。しかし自然界に育つ植物から得られる成分は、体内で分解します。バリア機能を壊すようなこともありません。
ターンオーバーの促進
肌の生まれかわりであるターンオーバーは28日といわれます。しかし、これは20代の女性の場合であり、30歳を過ぎると年齢ごとに1日ずつ延びていきます。40歳なら40日、50歳なら50日くらいかかります。ターンオーバーが遅くなると基底層で生まれた角化細胞は、有棘層、顆粒層、角質層へと押し上げられ、最後は垢になって自然に剥がれ落ちるまで時間がかかります。するとメラニンも排出されにくくなり、透明感が失われ、シミやそばかす、くすみを生じやすくなります。洗顔を手抜きすると、古い角質が残ってシミや毛穴の黒ずみを生じます。ターンオーバーを促進する必要が生じます。そこで白樺樹液を飲用すると、ターンオーバーを正常に整えてくれます。
美肌には紫外線対策が不可欠
紫外線はお肌の大敵といわれます。紫外線には、UV-B波とUV-A波があります。UV-B波は日焼けを起こしますが、よりたちが悪いのはUV-A波です。日焼け止めを選ぶとき、PA値よりもSPF値を気にしがちですが、じつはUV-A波を防止するPA値がより大事なのです。UV-Aは、肌の奥深くにある真皮まで到達してコラーゲンやエラスチンを傷つけ、シワやたるみの原因となるからです。傷んだコラーゲンやエラスチンを元に戻すことは困難です。日焼け止めは、PA値の+の数が多いほど、SPF値は数字が大きいほど効果も大きくなります。ただし、SPF値は20~30位が肌への負担が少ないといわれています。紫外線吸収剤が使われているものは、熱に変換して排出するため肌への負担が大きくなります。日焼け止めはこすったり汗で流れたりすることを考慮して、2、3時間置きに付けたすことが大事です。紫外線を浴びてしまった肌には、化粧水でしっかりケアすることが大事です。
大切な生活習慣
いつまでも健康で艶のある美しい肌を維持するには、スキンケアのほかにも生活習慣が大切です。わたしたちの肌は食事からの栄養素で作られているので、無理な食事制限はマイナスになります。有用なタンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質などをバランスよく摂る必要があります。また、質の高い睡眠をとること、適度な運動で基礎代謝をアップすることは、美肌のための大切な要素です。とくに40代では乾燥がトラブルにつながりやすいので、保湿を怠らないことが重要です。エイジングケアには、真皮の幹細胞を刺激して栄養分を生成させるぷろろQUEENS美容液がおすすめです。