オーガニックを超えるモアオーガニックとは | ぷろろのオーガニックライフ

オーガニックを超えるモアオーガニックとは
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ぷろろはなぜ浸みないの?


北海道の方から「ぷろろの化粧品はどうして浸みないんですか?」という質問には、一瞬戸惑います。「いままでどの化粧水を使っても浸みたのに、初めて浸みない化粧水に出会えたのでうれしくて」とのことで、心底こちらがうれしくなりました。またつい最近にも山梨県の方から、「長年、赤ら顔で悩んでいたがコロナ禍のマスク生活で悪化してしまい、赤ら顔とブツブツが酷くなり、いろいろ病院にも通ったがこれといった改善が見られず、スキンケアも何を使ってもしみる状態で本当に悩んでいました。しかしぷろろさんのスキンケアを使うようになって今は嘘のように肌が良くなっています。ブツブツは完全になくなりつるつるになりました」とのメールをいただきました。なにが違うのかを一言で説明するのは簡単ではありませんが、オーガニックにも合成成分が配合されているものや、キャリーオーバー成分が含まれているもたくさんあるのです。ぷろろ化粧品はそうした合成成分を一切含まない天然成分100%なので、これを区別して「モアオーガニック」と称しています。

 

キャリーオーバー成分は表示されない


「モアオーガニック」とは、一言でいえばオーガニックを超えたオーガニックという意味です。オーガニック化粧品で、意図的に合成成分が配合されたものは論外として、もともと意図しないで原料に微量の合成成分が含まれる場合があります。この成分は表示しなくてよいことになっているため、消費者は外見から判断することができません。これをキャリーオーバー成分と呼んでいます。これが敏感な肌を刺激して浸みるのです。
 
 

キャリーオーバーは見えない
         キャリーオーバーは見えない

 

キャリーオーバーの原因


どういうことかというと、植物からエキスを抽出する際、効率をよくするために溶剤が使われることがあります。この溶剤は抽出の過程でほとんど飛んでしまいますが、その一部がわずかに残存します。これが敏感な肌には反応して浸みるのです。このほかにも植物の生育過程で土壌に撒く肥料に微量の合成成分が含まれる場合があります。化学肥料ではないたい肥ならいいかといえば、ここにも問題があります。家畜の糞をたい肥に使うと、餌に混ぜることが義務づけられている予防薬や、ホルモン剤などがたい肥に含まれてしまい、植物がそれを吸い上げてしまうからです。また植物を育てる土壌は、オーガニックを謳うには3年以上、農薬も化学肥料も使っていない土壌であることとされています。しかし3年くらいでは化学成分は薄まっても完全にはなくならず、ある程度の残存が考えられます。そこで収穫された植物はオーガニック原料とされますが、このキャリーオーバー成分が敏感な肌には反応してしまうのです。輸入原料を使う場合は、キャリーオーバーが含まれる可能性が否定できません。オーガニック認証を取得している原料でも、西欧の多くの認証機関では、それぞれの基準に少しずつ違いがあり、比較的安全とされる合成成分などは、一定の配合が認められているケースが少なくなく、これがキャリーオーバーになります。

 

天然成分100%であるための工夫


モアオーガニックのぷろろ化粧品においては、植物の生育過程でもエキスの抽出過程でも、製造工程でも、こうした成分が含まれないように徹底した工夫をこらし、厳重な管理を行っています。まず畑の土壌では、3年どころか、30年以上も化学肥料も農薬も使っていない畑で栽培しています。農薬などの合成成分は、10年くらいしないと完全には消失しないと考えているからです。植物エキスを抽出する際も、加熱すると成分構成に影響が出て不安定になるので、天然のままで抽出するため、人間の体温くらいの温度まで沸点を下げた減圧装置を使い、低温減圧蒸留法で抽出しています。たい肥にいたっては、牛糞を使うと肥育を早めるためのホルモン剤や、餌に狂牛病の予防薬を投与する義務があり、これを植物が吸い上げることでキャリーオーバーになります。そこで餌に規制のないペットでのハトに、オーガニック飼料を与えて飼育し、金網から落ちたフンを3年ほど熟成させて使用しています。どの工程においてもキャリーオーバー成分が入り込む余地がないように管理しているのです。
 
 

ハトを飼育
         たい肥のためにハトを飼育

 

安心のためにあえて非効率を貫く


ここまで徹底するには、現代の大量生産からみると非効率きわまりない生産方式です。しかし、そこまでやらないと、本当に安心して使えるオーガニック化粧品を供給することはできないのです。しかし、それだけ時間と労力を要し非効率なので、原料確保にコストがかかります。出来上がった商品の外見からは評価されないので、これがモアオーガニックのなんとも辛いところです。しかしそれが、期せずして多くの肌トラブルに悩む消費者の方々のお役に立ってきたことは間違いない事実です。敏感肌の方々の喜びの声を励みとし、そこに誇りと喜びを感じながら、ぷろろは今後もモアオーガニックな商品づくりに徹していきたいと思います。

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