酒さの改善はバリア機能の修復が決め手 | ぷろろのオーガニックライフ

酒さの改善はバリア機能の修復が決め手
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酒さの肌はバリア機能がこわれている


「どの化粧品も使えなくなって困っている」という声が増えています。乾燥がひどくていろいろ試しても、どの化粧水もピリピリして使えないという訴えです。これは辛いですね。でも化粧品が肌に浸みるのは、肌が「やめてください」と泣いているのです。「原因は化粧品に含まるケミカル成分です。いまの化粧品をすぐに中止して天然成分100%のオーガニック化粧品に切り替えてください」とお伝えすると、すぐには信じられないといった感じです。炎症の辛さがトラウマになっています。「天然成分100%の化粧品なら大丈夫ですよ。安心して使ってみてください」と説明すると、後日、「なんの刺激もなく使えてびっくりしました!」という喜びの声が返ってきます。酒さを発症した肌はバリア機能がこわれています。なので根本的な改善にはバリア機能の修復が不可欠です。そこで大事になるのが化粧品の選び方です。選択を誤ると酒さは慢性化・悪化するからです。
 

イメージに惑わされず成分をみる


ほとんどの人は化粧品を選ぶとき、広告宣伝を鵜呑みにしています。化粧品は法律で基本的に効果効能が謳えないため、イメージで売る商品ともいわれています。このため美肌を連想させるきれいな女優さんを使ったり、パッケージや容器のデザイン、満足度調査とか、ご使用者の声などを巧みにアピールしたりしています。しかし化粧品が作用するのは、イメージや言葉ではありません。あくまで配合されている成分です。なのでイメージに惑わされず、全成分をしっかり確認することが重要です。広告に全成分の表示が見当たらず、現物を手にするまで確認できないものはパスした方が無難です。表示したくない不都合な成分が含まれている可能性があるからです。バリア機能をこわす主な成分には、浸透剤や乳化剤に使われる合成界面活性剤や合成ポリマーがあります。合成界面活性剤は数千種類もあるといわれ、専門家でもすべてチェックすることは困難です。とくに毒性が強く注意したいのは、トリエタノールアミン、ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸塩、ラウリル硫酸トリタノール、ポリエチレングリコール、エデトサン塩、〇〇ポリマー、〇〇メチコンなどです。
 

合成成分と植物エキス


化粧品の成分表示は、配合量の多いものから書く決まりになっています。化粧水であれば、最初に「水」がきます。イメージできないカタカナ+アルファベット+数字が入り混じった成分は、ほぼ間違いなく合成成分です。数百℃の高温と高圧の元で合成されるので、人の体温くらいでは分解できず蓄積します。下水や河川に流出すると自然環境を汚染します。配合成分がやたらに多すぎるものもパスしたほうが無難です。前半にケミカル成分が多く書かれ、植物エキスやセラミドなどがその後に並んでいるものは、合成成分によって植物エキスの効果が減殺されます。植物エキスが多いほど効果が期待できるかといえば、それは勘違いです。数が多いほど個々の成分濃度は薄くなり、特徴が失われます。もしその数だけ濃度が高まれば、使い心地がわるく、価格も無意味に高額になるはずです。シンプル・イズ・ベストなのです。
 
 

避けたい成分

避けたい成分の例
 

バリア機能をこわすステロイド


「酒さ様皮膚炎」は酒さの治療に使われるステロイド剤の後遺症がです。現代医学では酒さは原因不明とされ、治療法が確立されていません。このため皮膚科の治療は対処療法です。炎症を抑え込むためにステロイド剤やプロトピックなどが処方されます。炎症が収まれば患者はある程度納得します。ところが抑え込んでいただけなので、薬をやめればリバウンドします。このため薬を止められず、使い続けてしまい、副作用で酒さ様皮膚炎になるのです。症状はよく似ていますが、ステロイドを塗った部分にだけ現れるのが特徴です。ただ殆どの場合、酒さと酒さ様皮膚炎は併発していると考えられます。ステロイド剤は使い続けるとバリア機能をこわしつづけます。
 

保湿の仕組みとバリア機能


こわれたバリア機能を修復するには、肌の乾燥を抑えしっかり保湿をする必要があります。保湿ができれば、バリア機能の役割をある程度はたします。バリア機能は、肌表面の皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質の3つから成り立っています。皮脂膜には善玉菌の表皮常在菌が存在し、外部からアレルギー物質などの侵入を防ぎ、角層の水分の蒸発を防いでいます。しかし表皮常在菌は合成面活性剤に弱く、使うとそぎ落とされてしまうので、洗顔は石けんで行うのが賢明です。天然保湿因子は、水と油の層が重なってできていて、水も油も通さない構造になっています。ところが合成界面活性剤は水と油を溶かして混ぜ合わせてしまうため、この構造を壊します。角質細胞の間を埋めている細胞間脂質は、およそ40%が角層内の水分を保持するセラミドでみたされています。合成界面活性剤でセラミドが流されてしまうと細胞間がすかすかになり、水分を保持できなくなります。酒さの改善には保湿によるバリア機能の修復が不可欠なのです。
 
 
バリア機能
         バリア機能

 

正真正銘のオーガニック化粧品を探す


刺激なく保湿するためには、天然成分100%のオーガニック化粧品が必要になります。しかし、天然成分100%の商品を探し当てるのは至難な技です。あせって迷路にはまり、コスメジプシーに陥いる人も少なくありません。自然派やオーガニックが謳われていても、そのほとんどにさまざまなケミカル成分が使われているからです。本当のオーガニック化粧品は、オーガニック市場全体の5~10%しかありません。オーガニック認証機関の認証を得ている商品でも、5%までは合成成分の使用を認めているケースが多いので安心できません。この点、日本オーガニックコスメ協会の認定を得てJOCAマークを表示している化粧品であれば、合成成分や刺激になる添加物は一切認めていないので安心です。ぷろろ化粧品の多くはJOCAマークを取得している正真正銘のオーガニック化粧品なので、バリア機能の改善に安心して使うことができます。モアオーガニックの精神に徹して商品づくりをしています。

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