症状が出てからわかるこわい化粧品 | ぷろろのオーガニックライフ

症状が出てからわかるこわい化粧品
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化粧品による肌トラブル増加


近年、化粧品に含まれる合成成分による皮膚炎が増加しています。化粧品全体の95%はケミカル化粧品で、その殆どに合成界面活性剤や乳化剤が使用され、バリア機能をこわして経皮吸収させています。本当に肌のためであるより、利益目的で他業種から化粧品市場に参入する企業が多いのです。これが肌トラブルを生む大きな要因なっています。8年ほど前、大手メーカーの美白化粧品が白斑事件を引き起こし、社会に衝撃を与えました。原因となったロドデノールという成分は医薬部外品として厚労省の承認を受けていました。それなのに被害者は2万人におよび、重症者は3400人にものぼりました。他のメーカーでも、腫れや発疹、かぶれなどを起こして販売中止になった商品がありました。即効的な美肌効果に目をうばわれて、こうした化粧品トラブルが後を絶ちません。
 

成分の良し悪しは消費者が判断できない


厚労省はそうした事故を防ぐために、アレルギーや接触性皮膚炎、発がん性の可能性がある102種類の成分を「表示指定成分」と定め、使用したら明記することを義務づけていました。2000年の法律改正でこの制度は廃止されて「旧指定成分」と呼ばれるようになり、代わりに全成分を表示することが義務づけられました。化粧品原料はいまや1万種類もあるといわれ、専門家でも判別は難しいとされています。化粧品に配合してはいけない成分はネガティブリストに、配合量で規制する成分はポジティブリストに明記されていますが、およそ半分は安全性テストが行われていないといわれています。一つの化粧品はこれらの中から10~40種類ほどの成分を使用してつくられていますが、その良し悪しを一般の消費者が判断するのはもはや不可能に近い状態です。
 

肌トラブル
           肌トラブルはなぜ起きる?

 

重大な異常を引き起こす環境ホルモン


化粧品によるアレルギーや皮ふ障害の相談が、毎年、数千件も国民生活センターに寄せられています。その中には発がん性や環境ホルモンの疑いがあるものもみつかっています。環境ホルモンとは、内分泌かく乱物質とも呼ばれ、環境汚染によって発生する化学物質で、化粧品や食べ物などから生体内に入ると、正常なホルモンの働きを狂わせてしまう物質のことです。生殖系や神経系に異常を引き起こす可能性が指摘されているこわい物質です。
 

無添加化粧品のリスク


こうした害を避けるために、無添加化粧品に対する消費者のニーズが高まっています。しかし、ここにも問題があります。「無添加イコール安全」ではないからです。石油系の危険な合成成分は一切入っていないと勘違いされやすいのですが、102種類の旧表示指定成分が入っていないという意味で使われていることが多いのです。それ以外にも防腐剤や色素など、有害とされる新しい成分がたくさんあり、また新しい成分もつぎつぎに開発されています。発赤、痒み、かぶれや湿疹、色素沈着などの肌トラブルを引き起こす合成成分が一切使われていないことを意味しないのです。無添加という言葉には法的な規制がないため、あいまいなイメージで都合よく使われることがよくあります。とくに乳液やクリーム、ファンデーションの粉末などを均一に混ぜ合わせる乳化剤には、合成界面活性剤の使用が不可欠になっています。合成界面活性剤は浸透性がきわめて強く、簡単にバリア機能を壊して皮ふに入り込んでしまいます。洗い流さずに長時間つけっぱなしになる化粧品では、肌を傷めてしまう可能性が高いのです。
 

無添加
無添加が安全とは限らない

 

注意が必要な薬用化粧品


化粧品と医薬品の中間に位置する医薬部外品は薬用化粧品はと呼ばれ、美白化粧品のように普通の化粧品より効き目が大きいと感じられます。しかしこの薬用化粧品は、特定の効果をもつ成分を届け出て許可を得て、その成分だけを表示すればよい制度であり、全成分を表示する義務がありません。このため他にどんな成分が配合されているかわからない場合がほとんどで、効果を引き出す目的で有害な成分が隠れて使用されている場合がないとはいえません。この化粧品を使って肌を傷めてしまう人がとても多いのも事実です。製薬メーカーから発売されているものが多く、ケミカル成分が普通にたくさん使われています。化粧品は症状がでるまでに5年も10年もかかるものもあり、発症すると治療に時間がかかることが多くなっています。どうしても使いたいときは、メーカー側の宣伝文句をうのみにせず、まずパッチテストをして問題ないか確かめ、成分内容をよくチェックすることが大事です。効果が高いものは、それなりにリスクも覚悟する必要があるといえます。
 

化粧品に使われる危険な添加物


市販のほとんどの化粧品には、さまざまな合成界面活性剤が使われています。乳化剤としてよく使われるトリエタノールアミン(TEA)は皮ふから吸収されやすく、アレルギーや肝臓、腎臓障害を引き起こすといわれています。動物実験では発がん性も確認されています。最近のワクチンでも問題になったポリエチレングリコール(PEG)は、アレルギー症状が指摘されています。防腐剤や着色料、パラベン、着色料のタール系色素には発がん性、遺伝子異常、染色体異常、催奇形性などが報告されているものもあります。乳液やスキンクリームなどに使われる油や乳化剤は、酸化しやすいので、必要以上に使用しないことです。酸化防止剤のフェノキシエタノールは強い殺菌力があり、肌のバリア機能を守ってくれている表皮常在菌を殺傷してしまいます。

肌が弱くて症状が出やすい人は、どうしてもコスト高にはなりますが、早めにオーガニック化粧品に切り替えるのが賢明です。ただし可能な限り天然成分100%に近いものを選ぶことが大事です。最近注目されているヒト幹細胞培養液を使った化粧品であればさらに安全です。植物エキスで美容成分を外から補う従来の化粧品と違い、肌の衰えた幹細胞に培養液を与えて活性化することで、若々しい肌を再現できるのです。ヒト由来なのでアレルギーの心配もなく理想的といえます。ただここでも注意が必要なことは、ケミカル化粧品にヒト幹細胞培養液を混ぜただけのものや、培養液の配合量が少ないものもあり、やはり全成分チェックが不可欠です。症状が出てからでは、治療の時間や精神的負担も大きいので、体内に蓄積して有害な作用をするケミカル成分はできる限り避ける必要があります。

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