美容オイルを上手につかう
乾燥対策は化粧水をたっぷりしているから大丈夫と思っている方がいますが、
化粧水だけで十分な保湿はむずかしいといわざるをえません。
そこで保湿が足りないと感じたときに、ぜひ試してほしいのが、
近ごろブームのきざしをみせている美容オイルの上手な活用です。
その正しい使い方を知れば、劇的に保湿力を改善することができます。
美容オイルは美容液としても、マッサージやメイク直しにも、
皮ふのデリケートな部分のクレンジングにも使える便利なアイテムです。
美容オイルの使い方
まず化粧水をしたら、まだ水分が手に残っている状態のときに
オイルを1、2滴手のひらに伸ばして頬をつつむようにして
7,8秒間なじませます。
順序を逆に、オイルをなじませてから化粧水をする方法でもOKです。
オイルが化粧水を弾く心配はなく、むしろ浸透しやすくします。
乾燥肌では角質細胞の隙間をうずめている細胞間脂質が失われて
スカスカになっている状態なので、化粧水をしてもすぐ蒸発してしまいます。
そこにオイルを与えると角質細胞になじんでいき
うるおいのバリアができ、同時に皮ふをやわらかくするので
化粧水の浸透を助けてくれるのです。
またオイルを直接肌につけたくなければ
化粧水や美容液にオイルを1、2滴よく混ぜ合わせ
顔全体になじませる方法も有効です。
オイリー肌では油分がべたつかないか心配ですね。
ところが化粧水のあとにオイルを使うことで
過剰な皮脂分泌が抑えられ皮脂バランスがよくなる場合があるのです。
スキンケアの最後にオイルを1滴伸ばして塗れば保湿力が持続します。
ホホバオイル
美容オイルの種類と特徴
オイルの種類はいろいろありますが
基本的にオーガニック品質のものであること
防腐剤や添加物などが含まれていないものが選ぶポイントです。
ホホバオイル、アルガンオイル、スクワランオイル、椿オイル、
セサミオイルなどがおすすめです。
ホホバオイルはワックスエステルという肌の角質層に含まれる成分と
同じ成分を含んでおり、肌なじみがよく、酸化しにくいのが特徴です。
ホホバは水分の少ない砂漠に育つ植物なので
保湿力に富み、べたつき感もなくサラッとしています。
アルガンオイルにはビタミンEが多く含まれ、
保湿ケアとエイジングケアに効果的です。
スクワランオイルならアレルギーのリスクも抑えられます。
椿オイルは日本古来のオイルで、酸化しにくいオレイン酸を多く含んでいます。
脂性・ニキビ肌ならセサミオイルが効果的です。
それぞれに抗酸化作用があり、シミやしわができにくい肌をつくります。
週1回はオイルマッサージをするとより効果が高まります。
テクスチャーや香りが好みにあうオイルを選ぶとよいでしょう。
保管は変質しないよう、直射日光や高温多湿の場所をさけます。
オイルには酸化しやすいものもあるので
使用期限内に使い切れるサイズの大きすぎないものにします。