本物のオーガニックコスメの見分けかた | ぷろろのオーガニックライフ

本物のオーガニックコスメの見分けかた
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アロマオイル (2)
 

化粧品にはオーガニック基準がない?

 
オーガニックを名乗るコスメはたくさんあって選ぶのに迷いますね。しかし、本物のオーガニックコスメは、意外と少ないのです。オーガニックのつもりで使っていたら、アレルギーになったりするのはこのためです。それは日本のオーガニック化粧品に、農産物のようなきちんとしたオーガニック基準が定められていないからです。ケミカル成分に少しばかり植物エキスを加えただけでも、オーガニックと名乗ることができてしまうのです。つまり品質に大きな幅があるわけです。では本物のオーガニックコスメを見分けるにはどうしたらよいのでしょうか。
 

イメージより全成分をよくみる

まず、パッケージのイメージや宣伝文句にまどわされず、配合されているラベルの全成分をしっかりみることです。植物と関係がなさそうな、長いカタカナ名や、イメージが浮かばないローマ字や数字がついている成分は、ケミカル成分の可能性が高くなります。また小さな字で2、30個、あるいはそれ以上もかかれています。本物のオーガニックコスメであれば、記載される全成分の数は一般的にすくなくなっています。なぜなら、ひとつの植物には、数十から数百もの成分が含まれているため書ききれないことに加えて、科学的に未解明なものも多いため、たんに植物名で「○○エキス」とだけ書かれるからです。

つまり成分の数が多ければよいというのではありません。とくにケミカルの場合、美容効果と本質的に関係のない浸透剤であったり、防腐剤など、あるいは外見をつややかに見せかける合成ポリマーなどがたくさん列記されていることが多いのです。植物エキスの場合でも、配合された成分の数が多ければ個々の濃度はうすくなるので、よさそうに思える成分でも、個々の美容効果はよわいものになります。適切な濃度がしっかり入っていることが大事なのです。つまりシンプル・イズ・ベストでもあるわけです。
 
 

美容素材

 
 

認証があれば万全ではない

オーガニックコスメを選ぶ目安として、世界的な認証団体の認証があるかどうかも判断材料になります。エコサート(フランス)、BDIH(ドイツ)、USDA(アメリカ)、ACO(オーストラリア)など10ほどの認証団体があります。認証があれば原料の90%以上は天然成分でつくられていると考えてよいでしょう。ただこれらの団体は業界の生産の都合で、ほとんど5%程度までの化学成分の使用を認めています。この成分がアレルギー反応をおこす原因になる場合も少なくないので、認証が万能ではないことを心にきざんでおきましょう。
 

伝統植物をつかったより安全な製品も

認証を取得するには、一般に多額のお金がかかります。そこで認証はなくても、独自にきびしい基準(天然成分100%など)を設けて、より安全なオーガニックコスメを作っている良心的なメーカーもあります。聞きなれない植物をつかって新しい美容効果を大々的にうたっているものより、大昔から使われてきた伝統的な美容植物や、漢方、アロマテラピー、アーユルヴェーダのような植物療法に用いられてきたハーブなどのものが、敏感な肌にはより安全といえるでしょう。
 

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