化学物質の毒が環境を汚染し健康を蝕んでいる | ぷろろのオーガニックライフ

化学物質の毒が環境を汚染し健康を蝕んでいる
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アメリカの生物学者が50年前に危機を訴えていた!

コスメに含まれる合成成分が肌荒れや肌乾燥の原因になっているとこのブログでくりかえし述べてきました。決してオーガニックに肩入れするための偏見ではありません。今から50年以上も前に、アメリカの大地に撒かれた殺虫剤や除草剤が、小さな生命を絶滅に追い込んでいくさまを訴えつづけた生物学者がいました。彼女の本は、化学物質の毒が環境を汚染し、あらゆる生命を危機へと追い込んでいくさまをたくさんの事例を示して克明に指摘しています。
 

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その本は今から50年以上も前に、アメリカで出版され、ベストセラーになっていました。石油から作られる化学物質の拡散が生命に著しい危害をもたらしていると警告したレイチェル・カーソンの「沈黙の春」(新潮文庫)という本です。環境問題の出発点であり、現代の環境問題はまぎれもなくその延長線上にあります。化学兵器が戦後に殺虫剤や除草剤などに応用され、その影響の恐ろしさが生物学者らしい筆致で的確に記述されています。彼女自身もガンにかかり、出版から2年後の1964年にこの世を去ったのでした。その8年後にケネディ大統領をも検証に動かしています。
 

化学物質は自然界に汚染を蓄積し濃縮する

当時に比べると、有毒物質が地球に振り撒かれる度合いはいくぶん改善したのかもしれません。しかし、これまでに使われた農薬や化学物質は地面に降りつもり、地中にしみ込んで毒は消えることなく蓄積されています。カーソンは製薬会社の猛反発を受けながらもひるむことなく、毒されたミミズをたべた鳥や魚、小動物が死んでいくさまを生物学者の目で克明に発表したのです。化学物質はほとんど分解せず、土や水を汚染しながら姿をかえて蓄積し、濃縮され、めぐり巡っていまも私たちの身の上に降り注いでいます。このことに一人でも多くの人が気づいて、自分や家族だけでなく、みんなが健康で安全に暮らせるように、環境の改善に努めることが不可欠です。
 

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                 レイチェル・カーソン女史(生物学者)
 
 
現在、世の中に出回っている化粧品の成分は、圧倒的にケミカル成分です。原油の精製過程でできるナフサを原料に、高温と高圧のもとで化学合成される、自然界には存在しない物質です。ですから化粧品であれ食品添加物であれ、体内で分解されることなく蓄積され、それだけでなく、自然界に放出されると蓄積していきます。それが河川や湖に流れ込んむと水が汚染され、白く泡立って腐敗し、魚も水鳥も生息できなくなります。琵琶湖や手賀沼でも一時期、そうした死の湖と化したことがありました。地域や自治体の懸命な取り組みでようやく浄化されたことは記憶に新しいところです。これは例外な事件ではなく、全国のどこにも似たような川や湖があったはずです。
 

オーガニックだけが健康と環境を守る

危険な化学物質が皮ふや口から体内に入ると、美容にも健康にも著しい害をおよぼします。さまざまな病気やガンの原因になりかねないのです。天然成分であるオーガニック原料の使用をぷろろがつよく推奨してきた理由です。できるかぎり化学成分を体内に取り込まないようにすることが大事なのです。

 
オーガニック原料なら、自然界で分解されます。浄化作用が働いて環境を汚染することがありません。オーガニックは植物の生命そのものであり、その抗酸化作用により肌を修復し、整えていきます。化粧品は毎日使うものなので、ひとりの使用量は少なくても、社会全体では膨大な量になります。それに加えて、洗濯機や台所から流れ出る洗剤などの影響があります。オーガニックライフな生き方を取り入れることで、環境汚染の加担者にならないようにし、子供たちに誇れる美しい環境を引き継いでいきたいものですね。
 
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